【SDGsログ vol.164】悲しい歴史の場が新しいエネルギーを生み出す

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【SDGsログ vol.164】悲しい歴史の場が新しいエネルギーを生み出す
津波被害の防波堤で波力発電開発中 目指すはエネルギーの地産地消

https://www.asahi.com/articles/ASP966TH4P96ULUC011.html

波の力で発電し、エネルギーを地産地消するモデルを作ろうと、岩手県釜石市で技術開発が始まっている。東日本大震災の津波で壊れ、再建された釜石湾の防波堤が実験の舞台だ。実用化できれば、全国の漁港や離島でも活用できると関係者は夢を膨らませる。

岩手県の釜石といえば、東日本大震災の津波で大きな被害の出た地域です。
テレビで放映された光景に声を失った方も少なくないでしょう。
自然のすさまじい力をあらためて見せつけられたのがこの場所でした。

そんな釜石で、大きな被害を生むことになった波の力を、逆に利用しようという取り組みが始まりました。
波の力を利用して発電する「波力発電」です。

構想では、釜石湾の湾口防波堤の上に、縦10メートル、横15メートルほどの施設を設置し、波の上下や斜めの揺れなどでダクトを通った空気の動きを利用してタービン発電機を回す。AI(人工知能)を使って波の強さを予測、制御しながら効率よく発電機を回転させる。
年間発電量の目標は、一般家庭83世帯分の使用量にあたる33万3千キロワット時。小規模だが、蓄電して、漁港施設や定置網の監視など漁業や水産業に役立つ機器に「地産地消」する。災害時は非常用電源にもなる。

このプロジェクトが実用化すれば、日本中、いや世界中の防波堤が発電施設に生まれ変わります。
悲しい歴史を刻んだ波の力を、今度は私たちの明るい未来のために利用する。
とても大切なアプローチではないでしょうか。

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