7月1日(月)から3日(水)までの3日間、沖縄県うるま市立具志川中学校でエシカル消費の授業を行いました。
これは沖縄県消費者教育コーディネート事業の「消費者教育出前講座」として開催されたものです。
ファシリテーターは、公認資格を持つ弊法人代表理事の阿部が務めました。
当日の模様は具志川中学校のホームページでも紹介されています。
https://j-gushikawa.edu.city.uruma.okinawa.jp/n/n679bd3ac39a2
2クラス合同70名の1年生を対象に、2時間連続授業でゲーム体験+ふりかえりを行いました。
(最終日の3年生は1時間授業だったので講義のみでした)
ゲームは「Get The Point」。
4人1組で、資源を組み合わせてアイテムをつくり、点数を競うゲームです。
1ゲーム目は、4人の中で誰がもっとも高得点かを競います。
もっとも点数の高い「車」「家」「家電製品」はすぐに売り切れ。
あっという間にボードの上の資源もすべて消費してゲームオーバー。
続いて行う2ゲーム目では、チームでの合計得点を競います。
そして、必ず10ターンまわさなくてはいけないという新しいルールも追加。
実は資源には2種類あり、時間が経てば数が増えるものと、そうでないものがあります。
長続きさせるためには、どの資源をどのように消費するのか工夫が必要。
自然と1ゲーム目よりも相談や協力が増え、教室がにぎやかになります。
さらにターンによっては「クライシス」「サステナブル」のカードを引く指示も。
クライシスカードは、「乱獲」や「石油危機」などがあり、資源の数が減らされたり、使う資源の枚数が増えたりします。
ゲームを長続きさせるには、大きな支障となるものばかりで、あちらこちらで悲鳴が聞こえます。
それに対して、サステナブルカードには「自然エネルギー」「バイオマス」など、ゲームの進行を助けてくれる内容が書かれています。
次のターンはどちらのカードかなと、生徒たちのワクワク・ドキドキが高まります。
サステナブルが表示された時には、教室に歓声があふれます。
2ゲームを終えたあとは、ゲームでの体験をもとにした振り返りを行います。
1ゲーム目と2ゲーム目で大きく変わったのは「目標」です。
目標が変わることで、奪い合いから協力へと「行動」が変わりました。
そして、ボード上の資源がすっかりなくなった1ゲーム目と、まだまだ続きができる2ゲーム目を比べて、行動が変わることで「未来」を変えることができたことに生徒たちが気づきます。
この未来を変えるためにつくられた目標こそがSDGs(持続可能な開発目標)だと伝えると、納得して大きくうなずく生徒も少なくありませんでした。
最後にまとめとして、サステナブルな生活について考える時間をとりました。
安いチョコレートの背景に児童労働があること、ポテトチップスの背景には熱帯雨林の破壊があること。
わたしたち一人一人の毎日の暮らし方が、こうした社会課題とつながっていること。
自分では意識していなくても、知らないうちに自分がそこにつながっていると気づいてもらいます。
その上で、わたしたちが毎日の生活をちょっと工夫することが、こうした課題の解決につながる。
お金の使い方を考えることで、自分の望む未来に近づくことができると知ってもらいます。
ゲームの時には大声で盛り上がっていた教室が、私語もなく寝ている生徒もなく、スライドに集中してくれました。
具志川中の生徒たちは、本当に素直な子どもたちばかりでした。
授業中も積極的にどんどん発言してくれて、とても気持ちのよい時間でした。
この「消費者教育出前授業」は、今年度まだお申し込みが可能なようです。
ご興味のある沖縄県内の学校の方は、ぜひ下記までお問い合わせください。
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一般社団法人SDGs未来ラボはSDGs普及のための様々な活動を支援しています。
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