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男性だからこそ女性の生理に理解を示そう【SDGsログ vol.348】
困っているけど「ハードル高い」…生理用品の無償配布が伸び悩む理由
https://www.nishinippon.co.jp/item/o/885759/
経済的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」をサポートしようと、全国の自治体でナプキンを無償配布する動きが進んでいる。しかし、中国新聞の双方向報道「こちら編集局です あなたの声から」には、広島市では配布が伸び悩んでいるとの声が寄せられた。「制度が利用しにくく、本当に必要な人に届いていない」とのこと。なぜなのか、現場を訪ねた。
よくよく考えてみれば、生理のことについては女性にだけ負担がかかっていますね。
私のような高齢男性は、生理はタブー視されてきたようなところもあり、理解が進んでいないというのが現実でしょう。
SDGsが、新しい理解に進む道標となっていることに感謝したいと思います。
制度があっても利用しにくいために形骸化してしまうのは、これまでにも公的な支援でよく見られる構造です。
公金を投入するために公平性の担保が必要だという背景があるのは理解できます。
しかし、制度というものは利用されて初めて意味があるものです。
「経済的に困窮しているので生理用品をください」とわざわざ電話をかけるのは心理的なハードルが高すぎます。
まして、若い世代の女性ならなおさらでしょう。
制度という「仕組み」を作るだけではだめで、喜んで使ってもらえる「仕掛け」が必要ということです。
困っている人がいる以上、まず優先されるのはその人たちへの支援でしょう。
であれば、公共的な場所に生理用品を常備することが必要であるように思います。
災害の避難所で、支援物資として生理用品を希望したところ、反対されたという話を聞いたことがあります。
真偽のほどは不明ですが、生理への理解がない方がいたとしても不思議ではないでしょう。
いまだに「男が生理のことを知る必要はない」と思っている人が一定数いるからです。
女子トイレには生理用品が置かれているのが当たり前という環境が、1日でも早く実現されてほしいものです。
同時に、性別に関係なく「女性には生理用品が必需品」という意識も広げていきましょう。
女性だけが不便を感じている現状を改善できるよう、官民挙げた取り組みが必要です。
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