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答えではなく考え方を身につける教育を【SDGsログ vol.219】
リアルに学んだ衆院選、中3が考え投じた「1票」 ネットで候補者吟味
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/827518/
10月31日投開票の衆院選に合わせ、福岡1区に位置する福岡市博多区の東光中の3年生2クラス(約60人)が社会の授業で「1票」を投じた。生徒はパソコンなどで候補者と政党の公約や訴えを主体的に学び、考え、投票先を選択した。政治的中立性を意識するあまり、選挙に距離を置きがちとされる現代の教育現場からの“挑戦”。研究者は「リアルに自分の事として捉えられる効果がある」と評価する。(四宮淳平)
日本で政治に関する意識が低い理由の一つに、教育がそこにアプローチできていないこともあるように感じています。
教室で政治的に偏ったことを伝えることはできませんが、政治をどう見るのかという姿勢を学んでもらうことは可能なはず。
私も現役教員のときは、折に触れて情報を提供して、「最後は自分の頭で考える」ことを伝えてきたつもりです。
しかし、すべてにおいて完全に公平に情報を提供できていたかどうかと問われると、そうではないこともあったかもしれません。
インターネットなどで生徒自身が主体的に学習素材を取りに行くことで「リアル」と「中立性」の両方を満たせると、東光中の担当教員は考えた。
生徒は教室内で自由に意見を交わした。ある生徒は、候補者の一人が雨にぬれながら演説する場面に出くわしたことに触れ「感動した」と力説。動画サイトで候補者のチャンネル登録をチェックした生徒は「めっちゃ多い」。
安倍政権時代の森友・加計(かけ)学園、桜を見る会など政治とカネに関するやりとりも話題になった。「(政治家を)信用できん」「自分らの生活には関係ない」「いや、税金を使うから関係ある」…。生徒の一人、小嶋健心さん(15)は「自分たちで調べると、知りたいことが細かく分かる。学習の充実につながっている」と受け止めた。
学校側の素晴らしいアプローチですね。
そして生徒一人一人が豊かな学びをしていたことがよくわかります。
こうしたチャレンジ先進にあふれる教育がもっと広がことを心から願っています。
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