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プラゴミをなくすためには元から絶たなくてはダメ【SDGsログ vol.357】
消えたプラスチックの謎に挑む。海プラは氷山の一角
https://www.alterna.co.jp/47186/
回収されず、環境中に漏れ出したプラスチックが海に行きつく正確な量は不明だ。しかし、観測などから推計された海面を漂うプラスチックの量は、海に流れ込んだはずのプラごみの1%に過ぎない。99%は行方がわからず、「ミッシング・プラスチックの謎」と呼ばれている。九州大学などの研究チームがこの消えたプラスチックの謎の解明に挑み、プラごみの約5%は海に流出するが、95%程度は陸上で行方不明になっていることを突き止めた。(オルタナ編集委員・栗岡理子)
私たちはいつの間にか廃棄プラスチック=海洋プラスチック=マイクロプラスチックと思い込んでいました。
確かにこの調査でも、60年間に2500万トンのプラスチックが海に流れ込んでいると報告されています。
しかし、この2500万トンのプラスチックは、環境に漏れ出した総量のわずか5%。
95%にあたる約5億トンが陸上で行方不明になっているとのことです。
つまり、海洋プラスチックをいくら除去しても、この陸上で行方不明になったプラスチックが今後も海を汚染し続けるということになります。
「レガシー・プラスチック」と本文中では表現されている陸上で行方不明となったプラスチックゴミ。
レガシーは「過去に築かれた遺産」という意味です。
まさにこの負の遺産が私たちの海を半永久的に汚染し続ける。
一度、環境に漏れ出したゴミをすべて追いかけることは不可能です。
であれば、使っている私たちがきちんとした処理をして、環境に漏れ出すことを未然に防ぐしかありません。
いま目の前にあるプラスチックがレガシー・プラスチックとならないように、少しの手間を惜しまずに行動できるように心がけたいものです。
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