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今まで「なぜ安かったのか」を考えるべきタイミングです【SDGsログ vol.301】
値上げの波が家計を直撃…この春値上がる商品速報リスト26
https://news.yahoo.co.jp/articles/71313c417c41673c1954250201c0fdfd8209864c
今年も相次ぐ「値上げ」ニュース。20日には、日本製紙クレシアが「クリネックス」「スコッティ」ブランドのティッシュ・トイレットペーパーを4月1日以降、10%以上値上げすると発表した。
すでに、年始から食パンや小麦粉などの価格が10%近く値上がりしており、今後もパスタや醤油などが順次値上げされていく。
コロナウイルスの影響は本当に広範囲に広がっていますね。
ウイルスの感染も怖いですが、こうした社会生活への打撃が厳しいという人も多いことでしょう。
生活の様々なシーンで「コロナのせいで」と感じることが日常的になっています。
ただし、少し視点を変えてみると違う側面も見えてきます。
なぜ今までこんなに安かったのだろう。
この視点は、新たな気づきを私たちに与えてくれるのではないでしょうか。
安価であることの背景には、大量生産・大量廃棄の消費スタイルがあります。
それを支えるためにグローバル化、巨大化が進められてきました。
これによって先進国では便利な生活ができるようになりました。
生産地となる途上国では何が起きていたのでしょうか。
大量生産のための土地開発による自然破壊や、劣悪な労働環境での搾取が行われていました。
バングラデシュの「ラナプラザの悲劇」を思い出す人もいることでしょう。
ラナプラザの悲劇~ファストファッションの問題を浮彫りにした死者多数の事故~
https://smartpeople.jp/column/lana-plaza/
以前は「アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪を引く」とよく言われていました。
今では風邪を引く国は日本以外にも多数あります。
くしゃみをして風邪を撒き散らす国もアメリカだけではありません。
スーパーの精肉コーナーで、なぜ国内よりも地球の裏側のブラジル産の方が安いのか。
ここに思い当たれる人は、私たちの社会が歪んだ構造の上にあることが理解できるでしょう。
グローバル化・巨大化・集中化の社会は限界になっていると私は思います。
便利で安価であることを優先してきた私たちの消費スタイルを見直しましょう。
正当な価格を商品に対して支払う「エシカル消費」を心がけ、生産者も消費者も笑顔になれる世の中にしていきたい。
私はそう思いますが、みなさんはどうでしょうか。
確かに、今までと同じものを買っていても、支払う額が多くなるのは困ったものです。
しかし、その消費額が巡り巡って自分に返ってくるのです。
そう信じて、本当に必要なものに正当な額を支払う消費を心がけたいと思います。
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