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「みんなかかる」を前提とした対策が必要【SDGsログ vol.327】
熊本県民の40人に1人がコロナ感染 初確認から2年、累計4万3658人
https://kumanichi.com/articles/564644
新型コロナウイルスの感染者が熊本県内で初めて確認されてから、21日で丸2年となる。熊本日日新聞が集計した感染者の累計は4万3658人に上り、県民の40人に1人が感染した計算。感染力の強い変異株「オミクロン株」が猛威を振るう「第6波」は今も続いており、収束時期は3年目を前にしても見通せない。
止まるところを知らない新型コロナウイルスの感染拡大。
熊本県では40人に1人という割合まで増えています。
学校の各教室に1人ずつ必ずいるというくらいの数字です。
まん延防止などの対応は、基本的に「かからないようにする」ことがメインです。
保育園や学校の休園、休校という措置も同様です。
飲食店への休業要請もまったく同じです。
そこまで努力してもここまで増えるということは、「かからないようにする」ことはすでに限界だということを物語っているのではないでしょうか。
今後は「全員かかる」ことを全体として、それに対応できる社会システムの確立が必要であるように思います。
賛否が分かれていますが、ワクチン摂取の普及で重症化を未然に防ぎ、それによって医療の逼迫を回避することはやはり必要であるように思います。
また、コロナ以外での疾病や事故に対しての医療もきちんと提供できるための医療環境の整備も不可欠です。
諸外国に比べて病床数が多い日本は、医療費の軽減などを目的に病床削減を進めてきました。
医療費による財政圧迫は大きな課題ではありますが、コロナという新しい要素の出現に対して、これまでの考えを変えてもよいのではないでしょうか。
お金のために失われる命があってはなりません。
ぜひ柔軟な発想で、十分な医療体制の整備を行ってほしいものです。
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