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暴力そのものを生まない社会の実現を【SDGsログ vol.300】
「やめてもらえませんか」電車内での喫煙を注意した高校生が10分以上も暴行を受ける 他の乗客は止めず
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea135c72d2a66e3ac1611173750d97e25bebc94f
電車内での喫煙を注意した男子高校生が暴行され、重傷を負った。
宇都宮市の飲食店従業員・宮本一馬容疑者(28)は、きのう正午すぎ、栃木県のJR宇都宮線の車内や駅のホームで高校2年生の男子生徒(17)に殴る蹴るの暴行を加えた疑いがもたれている。男子生徒は顔の骨を折るなど重傷。
警察によると、男子生徒は電車内で「お兄さん、たばこを吸っていますね。やめてもらえませんか」と注意していた。宮本容疑者は「相手が喧嘩を売ってきた」などと容疑を認めている。
もしこの現場に立ち会っていたら、いったい何ができたのでしょうか。
言葉では「助ける」と簡単に言えますが、実際に圧倒的な暴力を目の当たりにして、果たして身体は動くのでしょうか。
こういうニュースを見るたびに、自分の無力を実感します。
高校生を助けることができなかったことを残念に思うと同時に、こんな思いも感じます。
この容疑者は、なぜこんなことをしたのだろうか。
彼を暴力に駆り立てた背景はいったい何でしょうか。
「飲食店従業員」とあるので、もしかしたらコロナの影響で何か職場でのトラブルがあったのではないか。
暴力がすべてに勝る解決策であるという環境で育ってきたのかもしれません。
今回の暴力事件はもちろん許すことはできませんが、この暴力の根源にはいったい何があるのでしょうか。
おそらく生まれつき暴力的である人間はいないでしょう。
ということは、彼の凶暴性は後天的に発生したものということになります。
つまり、彼のまわりの環境が、暴力を植えつけていったとも言えることになります。
こうした暴力事件を未然に防ぐためには、暴力の生まれにくい社会の実現が不可欠です。
しかし、様々なところに格差や分断が生じている現在の日本では、暴力の元を絶つことは難しいでしょう。
起きてしまった暴力への対処ではなく、暴力そのものを生まない工夫を考えていきたいものです。
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