近い将来、人類はCO2から食糧を手にするかもしれない【SDGsログ vol.245】

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近い将来、人類はCO2から食糧を手にするかもしれない【SDGsログ vol.245】
夢の「人工光合成」、世界をリード 三菱ケミカルなど

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC09BNO0Z01C21A1000000/

英北部グラスゴーで開かれていた第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)が13日、閉幕した。日本の脱炭素への取り組みの遅れが際立つかたちになったが、日本が世界のトップを走る脱炭素技術がある。植物の光合成をまねて、太陽光と水、二酸化炭素(CO2)から有用な物質をつくる「人工光合成」だ。実用化を見据えた段階に入った研究もあり、将来的には大きな投資テーマになりそうだ。

夢の人工光合成!!
これまで植物しかできなかった光合成を人工的にできるようになれば、CO2と水からデンプンを生み出せるようになります。
これは、今まで人類が抱えてきた食糧不足という巨大な課題の解決に、大きく役立つことになります。

それにしてもこの分野で日本が先頭を走っているというのは嬉しいニュースです。
COP26で恥ずかしい姿を見せてしまったのをなんとか取り返したいところです。
日本の技術が世界を救う。
こう考えただけでワクワクします!!

人工光合成の研究は日本がリードするが、最近では海外勢の躍進もめざましい。特に目立つのが、水素と二酸化炭素(CO2)から有用物質をつくる第2段階の成果だ。
中国科学院天津工業生物技術研究所は世界で初めて、電気分解でつくった水素とCO2からでんぷんをつくることに成功した。11の化学反応を通し、トウモロコシの8.5倍の速度で合成できるという。9月に米科学誌サイエンスで発表された。
この発表に世界中が驚いた。植物がでんぷんをつくる反応を再現することは化学者が長年、理想にしてきたが、極めて複雑で、人工的に再現するのは難しいとされていたからだ。これまでは、ギ酸などの構造が簡単な物質をつくる取り組みがほとんどだった。

こうした人類全体に貢献できる技術は、ぜひ国家という垣根を超えて共有してほしいものです。
第1段階を日本が牽引し、第2段階を中国がリードして進めていく。
このような国際協調こそSDGsのゴール17:パートナーシップでしょう。

まずは国益という考え方もあるでしょうが、ぜひ大局的見地からの行動を期待したいところです。
国家の前に私たちは全員が1つの地球で暮らす市民なのですから。

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