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ニンジンをぶら下げる政治に未来は託せるのか【SDGsログ vol.299】
移設反対派も基地より振興…5千票の大差生んだ無力感 名護市長選
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/866685/
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設が争点となった名護市長選で、移設を進める政権が推した現職、渡具知武豊(とぐちたけとよ)氏(60)が再選を決めて一夜明けた24日、支持者からは地域振興や子育て支援の継続に期待の声が上がった。一方、移設反対の政党などが推薦した新人の岸本洋平氏(49)を後押しした市民は、約5千票という大差での落選に衝撃を受けた様子。反対しても移設が進む無力感から渡具知氏に投票した有権者も多く、勝敗を分けた。
人それぞれに価値観は様々なので、どちらの候補に投票するのかは自由です。
そしてその自由投票の結果として、基地移設を進める現職が勝った。
表面上はこう見えますが、そんなに単純な話なのでしょうか。
「反対しても基地はできる」
これまで政府は、県民の意向を無視して工事を進めてきました。
反対派に投票しても、基地建設は止まらないという諦めが県民の中に生まれているのかもしれません。
さらに、移設することが前提となれば、多額の「米軍再編交付金」が名護市に支給されます。
政府は4年前の渡具知氏当選後、移設反対の前市長時代に凍結していた米軍再編交付金(年約15億円)を再開。渡具知氏は、子ども医療費などの無償化に活用してきた。介護職の神田尚一さん(39)は「コロナで苦しんでいる人が多いので再選は良かった。子育て支援に引き続き取り組んでほしい」と話した。
まさに「アメとムチ」の手法による政治が行われているわけです。
本来、基地移設と子育て支援は、まったく別のものです。
それをセットにすることで、住民に基地移設を認めさせようとする。
「基地を受け入れれば、生活が楽になる。反対すれば苦しくなる」
目の前に美味しそうなニンジンをぶら下げて人心を惑わせるのが政治の仕事でしょうか。
地域に分断を生み、既成事実によって諦めさせるやり方がいいとは、私には思えません。
このあたりの詳細については、こちらの記事もぜひお読みください。
名護市長選 基地「黙認」迫られた住民
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/866620/
コロナ禍によって苦しい生活を余儀なくされている方が少なくありません。
そのような現状だからこそ、しっかりと未来を見通した透明性のある政治が必要です。
聞く力があると公言する現政権には、ぜひ地元の声をしっかり聞いていただきたいと強く希望します。
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