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【SDGsログ vol.203】対話をベースにして洋上風力を広めたい
「日本の洋上風力は全電力需要の8倍を発電可能」と世界風力会議
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06155/
Global Wind Energy Council(世界風力会議=GWEC、本部ブリュッセル) は2021年10月7~8日に北九州市で開催された「世界洋上風力サミット」で、「日本の洋上風力発電の導入可能量は、日本の全電力需要量の8倍になる」と発言した。もちろん、これは洋上風車を技術的に設置可能かどうかしかみておらず、それ以外のさまざまな制約、例えば漁業との折り合いや景観保護、陸上の送電線との連系の可否などは考慮していない。それでも、日本の再生可能エネルギーの今後を議論する上では重要なデータになりそうだ。
この記事は有料のため、1ページしか読むことができませんが、タイトルだけで期待感満点なので選びました。
洋上を含めて、風力発電の新設に賛否両論あることはみなさんもご存知でしょう。
どんなことであれ、物事にはいろいろな見方があります。
話し合っても折り合いがつかない時にありがちなのは、双方が自己の主張だけをして相手側を受け入れる気がないことです。
ビジネスシーンなどでは、相手側の言い分を聞いて妥協することは自社の不利益という考え方もあるでしょう。
しかし、こうした地域に関わることであれば、どちらかの勝ちというのは逆に違和感を感じてしまいます。
双方に「これなら納得できる」というラインを話しながら探っていく。
こうした「対話」の姿勢が少し欠けているように思えてなりません。
対話とは「相手の話を聞く」ことによってしか成立しません。
例えば、洋上風力に関しては漁業被害への懸念を感じている方も少なくありません。
確かに、これまでなかったものを作れば、何かしらの影響が出ることは考えられるでしょう。
それでは原子力発電所は漁業被害をまったく起こしていないでしょうか。
そんなことはありません。
原発の排水口近くでは水温が上がって生態系に変化が起きています。
万が一、福島のような事故が起きてしまえば、その地域の漁業は壊滅的な打撃を受けます。
こうした可能性までも見通した上で、漁業の行末についてみんなで考える必要があります。
漁業者や地域の方々は、どのような内容であれば納得できるのか。
自然エネルギー事業者側は、どのような内容であれば納得できるのか。
双方ともにお互いの声に耳を傾け、お互いが納得できるラインを見つけていく。
こうした対話をぜひ積極的に行ってほしいと思います。
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