【SDGsログ vol.99】「使わない」ではなく「あり方を変える」

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【SDGsログ vol.99】「使わない」ではなく「あり方を変える」
炎上した「ヤシノミ洗剤」の会社。批判を受け止め、大胆な改革を遂げるまで

https://news.yahoo.co.jp/articles/d4129610662f81a67f06507c291b8834f40c7c47

2年近く前の記事ですが、ご紹介させていただきます。

SDGsを実践している実例を調べると必ず目にする「サラヤ」さん。
1952年創業の老舗洗剤メーカーです、

石油系洗剤が水環境を破壊していることから植物由来の「ヤシノミ洗剤」を開発。
地球に良いことをしようという取り組みでしたがなんと逆効果になってしまいます。
使用している「パーム油」が熱帯雨林を破壊していると指摘されたのです。

テレビ取材を受け、その番組では破壊された熱帯雨林の影響で住民の罠にかかり苦しむゾウの姿が放映されました。
ユーザーからは「もう買わない」「作るのをやめて」の声が続々届きます。
ここでパーム油を使わないという選択もできたはずですが、サラヤさんはそうしませんでした。

ここで、「もうパーム油を使いません」と宣言することは簡単かつ世間へのアピールにもなる。
しかしサラヤ社内ではそれはしない、という意見でまとまった。
仮にサラヤが使用をやめたとしても、 パーム油は日常生活のありとあらゆる場面で使われ続けるだろう。それでは熱帯雨林の破壊を止めることはできず、何の解決にもならないからだ。
だったら、パーム油のあり方を変えていく方向へ舵を切ろう、ということになった。
「パーム油は現地に生きる人々にとっても大切な産業になっています。単純に否定するだけでは世の中は変わらない」。
パーム油そのものではなく、無秩序な伐採をやめることを目指すことにした。そして、購入を続ける会社だからこそ発言権があり、生産ルールの改善ができるとサラヤは考えた。

この発想が素晴らしいですね。
あえて使い続けることで課題にしっかりとコミットして発言権を持つ。
つくる責任をしっかりと全うすることで、持続可能な社会に貢献するという覚悟です。

RSPOに加盟して「緑の回廊プロジェクト」を企画して、熱帯雨林の再生に取り組みます。
このほかにもサラヤさんは様々な社会貢献活動を展開しています。
例えば、手洗いを普及することでウガンダの子ども100万人の命を守る「100万人の手洗いプロジェクト」があります。
https://tearai.jp/

実は我が家ではサラヤさんの「ヤシノミ洗剤」「arau」を使っています。
みなさんもぜひ一度サラヤさんのホームページをご覧ください。
https://www.saraya.com/index.html

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