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幽霊漁業(ゴーストフィッシング)が海の生態系を破壊するかも【SDGsログ vol.239】
海洋投棄された廃タイヤ、侵入したヤドカリの墓場に 弘前大学
https://univ-journal.jp/128272/
海洋投棄された廃タイヤに侵入したヤドカリが脱出できずに中で多数死んでいることが、弘前大学農学生命科学部の曽我部篤准教授らの研究で分かった。曽我部准教授らはヤドカリが沿岸生態系の物質循環に重要な役割を果たしていることから、廃タイヤ対策が必要とみている。
幽霊漁業(ゴーストフィッシング)を知っていますか?
コトバンクで検索すると以下のように記されています。
「流失したり海底に沈んだりした漁具により、意図せず長期間にわたって魚介類や海洋生物が捕獲されること。」
記事では廃タイヤとヤドカリの関係が述べられていますが、このほかにも多くの事例があります。
捨てられた魚網にひっかかったウミガメの画像を見た方も少なくないでしょう。
釣り糸がからまって餌が食べられない水鳥の姿もありました。
漁業関係の道具は、耐久性などの点から金属か合成樹脂製のものがほとんどです。
人間が使わなくなって海中に投棄しても、漁具としてのパフォーマンスは維持されたまま。
海中や海の底などで、半永久的に魚などを捕獲し続けます。
誰もそれを利用することもないのに。
私の暮らしている地域はブラックバス釣りが盛んです。
残念なことにマナーの悪い釣り人がゴミを放置することも少なくありません。
水路沿いを歩いていると、釣り糸が残されたままになっていることをよく見かけます。
大事な点は、ゴーストフィッシングの起点はすべて人間だということです。
流出するなど不可抗力の場合もありますが、しっかりと管理されていればその可能性は低いでしょう。
人間がゴミとして捨てるから、ゴーストフィッシングの被害が起きるのです。
当たり前のことではありますが、海はゴミ箱ではありません。
自分の出したゴミを自分で始末する最低限のマナーをしっかり守っていきたいものです。
ゴーストフィッシングについてはこちらも参考になりますのでどうぞ。
ゴーストフィッシング(幽霊漁業)
https://www.re-tem.com/ecotimes/column/dec2020/
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