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【SDGsログ vol.91】アボカドを食べると水不足?
アボカドは「悪魔の果実」か?――ブームがもたらす環境破壊と難民危機
https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20210621-00243982/
美容や健康に良い食材として、特に女性に人気のアボカド。
サラダにしてもいいし、他の食材との相性も抜群。
まず見た目の鮮やかな緑がヘルシー感にあふれていますね。
10種類以上のビタミンを含む一方、果肉の約20%が脂肪にあたり、「森のバター」とも呼ばれるアボカド。
その豊富な栄養価から日本でも消費が伸びており、主にメキシコから年間約2万トンが輸入されているそうです。
そんなアボカドが、深刻な水不足を引き起こすという指摘があります。
ところが、平均的にアボカド栽培には1トン当たり1,800立方メートルの水が必要で、これはバナナ(790)、オレンジ(560)、スイカ(235)など多くの農作物と比べて、非常に高い水準にある。メキシコではオリンピックで使用されるプール3,800杯分の水がアボカド生産のために1日で使用される。
また、アボカドブームは、アメリカやヨーロッパに広がっていて、大きな市場規模をつくっています。
このため生産地では「グリーンゴールド」という呼ばれ方もするほど。
しかし、大きなお金が動くことで、新たな犯罪なども生まれてしまっているようです。
アボカド・ブームによって産地に資金が流入するにつれ、アボカドの強奪なども増え、それにともない農家に護衛させることを強要したり、恐喝したりするギャングも増えた。その多くは自動小銃などで武装し、なかにはドローンまで用いて警察や民間人を爆撃するものもある。
SDGsには持続可能な農業や効率的な水の利用なども盛り込まれています。
その観点からすると、アボカドは様々な課題を抱えた作物ということになるのかもしれません。
でも、本当にアボカドが悪いのでしょうか。
この記事の筆者は最後にこう結んでいます。
そのためにはまず、近所のスーパーなどでアボカドがいつでも安く手に入って当たり前という感覚をなくすことから始めるべきなのかもしれない。アボカドを「悪魔の果実」と呼ぶ人もあるが、問題はアボカドそのものでなく、周囲5メートルにしか及ばない関心や人間の欲望、そしてそれらに支えられる経済システムなのだから。
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