毎月開催している「ボードゲーム de 交流会」を4月も開催しました。
会場は福岡市NPO・ボランティアセンターあすみんです。
残念なことに直前でのキャンセルがあって、少人数での開催となりましたが、その分、ゆっくりと気づきを共有することができました。
今回のボードゲームは「コミュニティコーピング」
一般社団法人コレカラ・サポートさんの開発したもので、人と地域資源をつなげることで「社会的孤立」を解消する協力型ゲームです。
ゲームの詳細はこちらをご覧ください。
https://comcop.jp/
悩みを抱えた人たちが次々に地域にやってきます。
プレイヤーは、それぞれ地域住民のひとりとして、悩みを聞き、必要な専門家とマッチングして、その人たちに笑顔になってもらうのですが、これが間に合わない。
あっという間に、悩みを抱えた人が地域にあふれてしまい、あえなくゲームオーバー。
リベンジとして2回目のゲームをすると、今度は1回目よりも長続きします。
プレイヤーの中で、それぞれのスキルを活用した役割分担ができたことに加え、どうすればよりよい選択ができるかという話し合いが密にできたからです。
ゲーム終了後には、ゲームの感想などをシェアするのですが、ここでもいろいろな気づきがありました。
もっとも印象に残っているのは、「ゲーム終了時、地域は現実だとどのような状態ですか?」という問いに対して、ある参加者が「ご覧の通り。話を聞いてもらうこともできず、放っておかれている人が地域にあふれているということ。まさに現実の通りです」とおっしゃったことです。
このゲームは、内容が高齢者の悩みに関わることもあって、ついつい「福祉」というキーワードでくくってしまい、福祉関係に携わっている社会福祉協議会や生活支援コーディネーターなどの方々が体験した方がいいという声が上がりがちです。
でも、そういう専門に関わっている人だけが頑張れば問題は解決するのでしょうか?
確かにそういう方々の働きは大事ですが、専門でない人たちも「自分にできることは何か」を考えて実践することが、より重要なのではないかと私は感じました。
また、ゲームには「つながりカード」として、民生委員・介護福祉士・税理士・コミュニティナースなど、様々な職種の方が登場して、それぞれの分野の専門家として、悩みの解決をしてくれます。
現実の社会も、同じように様々な職種の人たちが、まちのためにがんばっているのだということを、ぜひ若い世代にも知ってもらいたい、そんな気づきも参加者で共有できました。
このようなゲームを使った交流イベントはこれからも毎月開催していく予定です。
ぜひみなさんもお気軽にご参加いただければ嬉しいです。
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