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労働者側が出社かテレワークを選べるようになってほしい【SDGsログ vol.224】
テレワークなどで出勤者7割減「見直すべき」 経団連が政府に提言
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd9eff9e1bdb231b1ea90944e85986d561a3b297
経団連は8日、政府が新型コロナ感染拡大対策として呼びかけてきたテレワークなどによる「出勤者数の7割削減」について、「科学的な知見」を踏まえ、なくしていく方向で見直すべきだとする提言を出した。
同日発表した政府の感染拡大防止策への提言のなかで触れた。提言は十倉雅和会長が就任した6月以降、4回目。十倉氏は記者会見で、出勤者数の抑制について「一律だと、いろんなところで経済活動を妨げる」として、経済的な悪影響も大きいと指摘。ただし、テレワーク自体は「やってみて非常によかった、という意見もかなりある」と述べ、多様な働き方を認める観点から続けるべきだとした。
この発言の本意は、一律70%削減ではなく、それぞれの事情に合わせて柔軟に対応しましょうということでしょう。
残念ながら表現上の問題で、テレワークそのものを削減しようという呼びかけに見えてしまいます。
天下の朝日新聞としては残念なことです。
それはさておき、コメントに寄せられた内容を見ると、もはやテレワークは標準的な働き方になった感を受けます。
片道1時間の満員電車の通勤では、時間のロスも肉体的・精神的なロスも大きすぎる。
自宅にいても生産性を損なわなければ、出社する必要はないと考える人が圧倒的多数です。
そうした意見の中で気になったのは、管理職の中高年層の社員が以前通りの職場に戻そうとする圧力が強いというもの。
こうした人々にとっては、会社に大勢の社員がいて働くのが当たり前。
いざ自宅で働けと言われても、どうやって働けばよいかがわからない。
ITリテラシーやスキルの問題もありますが、それ以上に仕事そのものに対する意識がついてこられていないように思います。
緊急事態宣言が明けて職場に社員が出勤する姿に「ホッとした」と語る方をテレビでも見かけました。
自分が慣れ親しんだ姿に郷愁を感じるのは仕方ありませんが、それと働き方の変化とは別の問題でしょう。
これまでにはなかった新しい価値観に対して、私たちはどう対応するのがよいのか。
良いものは残し、そうではないものは変えていく。
この決断が今、企業や経営者には求められているようです。
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