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【SDGsログ vol.185】レジ袋有料化は百害あって一利なしではありません
小泉環境相、着任からの2年を総括「間違いなく社会変革は起きた」
https://news.yahoo.co.jp/articles/192e2ff02c441c3ee1cbaa7dafffbc28587489d6
小泉進次郎議員がまもなく環境相の任期を終えるにあたり、総括を語ったというニュースです。
「誰が大臣であろうと、この流れを受け継いで、環境省が人の命と環境を守るとともに、社会変革のための政策を生み出す組織であり続けてほしい」
この言葉はぜひ次の環境相も大切に引き継いでもらいたいですね。
就任時の疑問として、「なぜ世界のリーダーは国連の場や国際会合の場で、なぜ日本の総理は気候変動問題を話さないんだと、ずっと思っていました」と明かした。安倍晋三前首相から環境相の打診を受け、「日本の重要議題に気候変動対策を持ってきたい。それが次の時代の産業や雇用を開くことにつながる思いでやってきた」とも述べた。
国民の人気も高く、影響力のある小泉さんだからこそ、多くの発言がメディアで取り上げられました。
「セクシー」発言も、いわゆる「小泉バッシング」に使われていますが、背景を知ればそうではないことがわかります。
逆に「セクシー」という言葉だけを取り上げて、ネガティブな発信をする側の方が見識が問われるようにも私は思います。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
小泉大臣「セクシー発言」ナゼ炎上?説明は野暮?記者とのやりとりの全容を検証
https://www.fnn.jp/articles/-/14039
政府の掲げる2050年カーボンニュートラル実現のため、太陽光発電の義務化を提唱。
これについても様々な人が批判をしています。
しかし、批判をしている人は、どうやればカーボンニュートラルを実現できるのかを真剣に考えたことがあるのでしょうか?
一見、実現不可能に見える話であっても、目指すべきゴールとして掲げることは大事です。
そしてその上で、実現するためにはどうすればよいのかを議論していけばよいのです。
太陽光義務化がおかしいのであれば、それ以外にカーボンニュートラル実現の方法を議論すればよいのです。
小泉さんがこうやって発言したからこそ、こうした議論が生まれます。
発言をしなかったら、議論にすらならなかったかもしれません。
同様のことは他にもあります。
レジ袋の有料化を批判するコメントが非常に多く寄せられているのです。
そして、多くがレジ袋無料化の復活を要求しています。
確かに、レジ袋を削減したところで、全体のほんの一部分に過ぎないというのは事実です。
日本で毎年排出される廃プラスチックのおよそ2%程度がレジ袋だと言われています。
その意味ではレジ袋有料化の影響は小さいという言い方も可能かもしれません。
しかし、たった2%しか占めないレジ袋有料化は、国民の意識にどの程度影響を与えたのでしょうか?
本当にわずかな影響しか与えなかったでしょうか?
私は決してそうは思いません。
量としては全体の2%に過ぎなくても、意識の変化を生み出したことは事実です。
コンビニでもスーパーでも、マイバッグを持参する人が圧倒的に増えました。
私たちは、2円や3円のレジ袋代を惜しんでマイバッグを用意しているのでしょうか?
違いますよね。
レジ袋の背景にある脱炭素、脱プラスチックに賛同しているからマイバッグを持つのです。
同様に、ペットボトルではなくマイボトルを持ち歩く人が増えました。
特に若い世代でこのような行動をする人たちが目立ちます。
レジ袋無料化の復活を声高に叫ぶ人は、時代の変化を認めるべきだと思います。
昨日までと同じことをしていては、置いていかれる時代になったのです。
レジ袋の影響が些少なのであれば、もっと大きなインパクトを与えられる行動をしましょう。
あなたも私もこの世界をつくっている1人なのですから。
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