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【SDGsログ vol.184】伝統文化を大切にすることもSDGsにつながる
「SDGsは全く難しいことじゃない」岸博幸が教える 自分と相手に寄り添うSDGs
https://news.yahoo.co.jp/articles/43d1df453c721acd425b9be825bb3225abbc2c61
――まず最初に、岸さんはどのようなSDGsの取り組みをされているのか教えて頂けますか。
私も関わっていて、分かりやすい事例のひとつだと思うのが、福井県鯖江市で、漆という伝統文化を復活させる取り組みになります。
昔ながらの和食の器や漆器だけではなく、もっと若い人が普通にお店で欲しいと思う品物に漆を塗ることで、より漆の価値を高めることが出来るのではないか、というところからスタートしたところ、漆の世界では実は1000年以上前からSDGs的な取り組みをやっていたことに気づきました。
漆器というのは長期間使用したり、落としたりすると塗装が剥げたり欠けてきます。普通の器ならそのまま捨ててしまいますが、漆器の場合は作った人の所に持って行けば、お直しをしてくれます。これは資源を無駄遣いしないというSDGsの取り組みそのものなのです。
何か新しいことをしなくては、と意気込まなくても、この漆のような伝統文化を現代版にアップデートするだけで十分SDGs的であり、私はこの漆のSDGs的アプローチを他の産業にも広げていこうと考えています。
この例はとてもわかりやすいですね。
SDGsと横文字になっていることもあってか、とかく新しいことをしなくてはいけないと思いがちのようです。
しかし、私たちの身近なところにSDGsにつながるものはたくさんあります。
日本の企業の99%は中小企業であり、経済発展という意味で中小企業こそSDGsを頑張ってほしいなと思っていますが、「そんな大企業みたいにお金をかけられないよ」という声は当然あります。しかし例えば社内で働く人に注目して、「ジェンダー平等で女性をどんどん登用しています」とか、「こういう形で社員の能力を伸ばしています」とか、「社員みんながハッピーに暮らして働ける会社だから、こういうものが作れています」というのは充分にSDGsの取り組みとして説明ができることなのです。
実はSDGsはいろいろな切り口から取り組むことができます。だから、中小企業でお金もないから無理だと諦めないで、そういうことがしっかり見えるようにするだけでも、企業の発展に繋げることができるのです。
中小企業の経営者の方々にぜひこの言葉を聞いていただきたいですね。
SDGsはいろいろな視点から取り組むことが可能です。
弊社では、そうしたきっかけ作りのお手伝いもさせていただいております。
街でお年寄りや障害を持っている方や外国人が困っていたら、その人達の手助けをしてあげる。これも充分SDGsになるわけです。ある意味、当たり前のことですよね。
SDGsは『Sustainable Development Goals』と堅苦しい言葉ですが、そんな横文字を使わなくても要は自分も周りもハッピーになろうっていう意識だけでよく、自分の利益だけを考えないで、同時にそれが地球の環境や、自分がいるコミュニティーにとってもプラスになることをやってこうと発想を変えていくだけで、実はSDGsに貢献しているんですよ。
私個人としては、SDGsは最終的に「自分が気持ちいい」ことだと思っています。
誰かの困りごとを助けてあげて「ありがとう」と言われれば気持ちがいいですね。
ゴミでいっぱいの海よりも、透き通ったコバルトブルーの海の方が気持ちいい。
あなたはどんな世界に暮らすと気持ちがいいですか?
そういう世界を築くことがつまりはSDGsなのです。
どこかの誰かのためのものではなく、私が気持ちいい世界への一歩を、みんなで踏み出していきましょう。
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