これほどまでに凄絶な人生があるものだろうか。〜映画『草間彌生∞INFINITY』

7月21日(金)〜23日(日)の3日間、2023ウナギネマvol.4『草間彌生∞INFINITY』を開催しました。

「ウナギネマ〜ソーシャルシネマ倶楽部」はソーシャルシネマのみを上映する映画館です。
「地球温暖化」「男女平等」「フードロス」「持続可能な社会づくり」etc.
社会課題を描いた作品を毎月上映しています。

60年代のニューヨーク。
女性芸術家が単独で個展を開くことが不可能とされた時代、草間彌生は苦境の中でも創作活動を続け、不可能を可能に変えていく。
これは天才芸術家の。そして1人の女性のパワフルでドラマティックな人生が詰まった感動のドキュメンタリー。

◎予告編はこちら 
https://youtu.be/R1zflgFUZts

これほどまでに凄絶な人生があるものだろうか。
芸術とはここまで残酷なのか。

「すごかったね」
上映終了後に、参加者の口から思わず漏れた言葉。
この一言がすべてを語っているのかもしれません。

10歳の頃にはすでに芸術に身を捧げると決めていた彌生さん。
家族はそれを許しません。
父親の問題行動も、幼い彼女の性格形成に大きく影響します。

拒絶の連続の中で、それでも描くことを渇望する彌生さん。
その道を貫くために渡米します。

しかし、ここでも彼女は拒絶され続けます。
女性だから。
白人でないから。

多くの素晴らしい芸術的挑戦は彼女のものとしては評価されず、
それをコピーした白人男性の名声となります。
彼女の絶望はいかばかりだったことか。

それでも彼女は描くことをやめません。
いや、描くことの呪縛から逃れられなかったのかもしれません。

自分の生をぎりぎりまで燃やして、それでもなおその先を求め続ける。
芸術に身を捧げるとはこういうことだったのか。

長い不遇の時間を経て、現在では世界最高の女性芸術家となった彌生さん。
ポップな水玉模様の背景には、このような物語があったのか。

彌生さんの水玉は宇宙であり愛そのものです。
ぜひ観ていただきたい作品です。

次回のウナギネマは、8/12(土)〜14(月)の3日間です。
上映作品は『もったいないキッチン』。

食の もったいない を美味しく楽しく解決!
舞台は「もったいない精神」の国、日本 。
“もったいない精神”に魅せられ、オーストリアからやって来た食材救出人で映画監督のダーヴィド。
日本を旅して発見する、サステナブルな未来のヒントとは。

詳細はこちらから。
http://unaginema.com/2023/07/27/2023ウナギネマvol-5『もったいないキッチン』/

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一般社団法人SDGs未来ラボはSDGs普及のための様々な活動を支援しています。
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