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「特別」扱いに違和感を感じてしまいます【SDGsログ vol.289】
障がいのある方のための特別鑑賞会
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20220221_sp-view.html
京都国立博物館と三菱商事株式会社関西支社との協働で、障がいのある方のために、博物館を貸し切りでゆっくり楽しんでいただく特別鑑賞会を開催します。
Facebookに流れてきたこのニュース。
クリックして中身を拝見して、なんだかモヤモヤしました。
どうやら私の中には2つの違和感がありそうです。
まず一つ目は「日常的に利用できていないのか」という違和感。
公的な施設にはバリアフリーも普及していて、ハード面ではどのような方でも利用可能です。
当然、入館条件として「障がいのある方は不可」などという表記もありません。
しかし、今回「特別」に障がいのある方を対象に貸し切りで開放すると言います。
逆の見方をすれば、特別対応がなければ利用が難しかったということになるのかもしれません。
芸術を鑑賞するのに、障がいのある・ないは関係あるのでしょうか。
2つ目は「障がいのある方はそこまで遠慮しているのか」ということ。
今回の取り組みは、その裏側には利用したくてもできない空気があるのではないでしょうか。
つまり、障がいのある方が利用していることに対して向ける私たちの冷たい視線です。
障がいのある方だけでなく、幼い子どもを連れた方も同様です。
何をするにも「すいません」という言葉が聞かれます。
子どもは泣くのが当たり前。
それなのに公共の場で子どもがあげる泣き声を迷惑そうにしている人のなんと多いことか。
これは想像ですが、おそらく障がいのある方が公共施設を利用した時にも同じような経験があるのではないでしょうか。
その積み重ねで心をすり減らして、公共の場を利用することを遠慮してしまう。
こんなことが起きているのではないかという気がしてなりません。
私たちはみな、子どもの頃は大声で泣いていました。
私たちはみな、病気や不慮の事故のため不自由な生活を送ることになる可能性があります。
他者に寛容になることについて、自分ごととして捉える必要があるように思います。
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