温室ガスゼロに向け、いまこそ福島の人たちの経験生かせ【SDGsログ vol.255】

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温室ガスゼロに向け、いまこそ福島の人たちの経験生かせ【SDGsログ vol.255】
『魂の発電所』平和・共同基金奨励賞贈呈

https://www.tokyo-np.co.jp/article/148365

平和や人々の連帯に貢献した報道を表彰する第27回「平和・協同ジャーナリスト基金賞」の贈呈式が11日、日本記者クラブで開かれ本紙の池尾伸一編集委員の著作「魂の発電所―負けねど福島 オレたちの再エネ十年物語」(徳間書店)に奨励賞が贈られた。
同著作は、福島第一原発事故で生活基盤を奪われた人々が、ふるさと再生をかけて行政や大手電力と厳しい交渉を展開しながら再生可能エネルギー発電に取り組んできた軌跡をノンフィクション作品にした。

国内にこうした好事例があることを私たち見逃しているのかもしれません。
福島の人々の苦労にぜひ学びたいものです。

出版元である徳間書店HPでは以下の案内が紹介されています。

負けねど、福島!

原発事故に奪われたふるさとを取り戻すために
男達は立ち上がった。

福島の自然を武器に
「再生可能エネルギー」による
地産地消の電力会社をつくろう!

東日本大震災と東電福島第一原発事故から10年
電力の素人集団が歩んだ苦闘と希望の日々に
徹底密着した群像ノンフィクション!

放射能汚染で牛の肥育ができなくなった
飯舘村の和牛農家。

江戸時代から続く家業が風評で廃業に瀕した
喜多方の造り酒屋当主。

単身赴任先から妻の実家に帰省中に被災した
外資系サラリーマン。

元居酒屋店主、有機農家、温泉街の顔役
日本最奥にある出版社代表…
電力会社とは縁もゆかりもなかった人々。

小さな小さな発電所がもたらしたものは
「2050年温暖化ガスゼロ」を
大手電力会社に先駆けて実現する
大きな大きな希望だった――。

池尾編集委員はあいさつで「政府は2050年を目標とするカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)達成のために再エネを大幅に拡大するより、石炭や原発を使い続けようとしている」と指摘。その上で「政府は日本の自然環境では再エネ拡大に限界があるというが、福島では耕作されない農地を使った太陽光発電や農業用水を活用した小水力発電をいくつも実現させ、地元に雇用も生んでいる。小規模分散型発電システムに向け福島の人々の10年の工夫と経験にいまこそ学ぶべきだ」と語った。

できない言い訳ではなく、できる工夫を。
あきらめてしまっては一歩も前に進むことはできません。
持続可能な未来に向かって、明確なイメージを共有して取り組みたいですね。

『魂の発電所』徳間書店HP
https://www.tokuma.jp/book/b561279.html

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