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【SDGsログ vol.143】ほんの一手間でみんなが笑顔になる話
路線バスで野菜運ぶとなぜか「乗客が増える」ワケ
https://toyokeizai.net/articles/-/448051
新型コロナウイルス感染症の影響で、公共交通も大きな打撃を受けた。通勤通学や旅行の需要が激減したことで、2020年度の乗客数が例年の半分以下に落ち込んだという会社もある。2021年度はわずかに回復傾向が見られるものの、テレワークやオンライン授業の普及などにより、乗客数がコロナ禍以前に戻ることはないとの見方が強い。
こうした状況下、減少した運賃収入を補うため、鉄道会社やバス会社はさまざまな知恵を振り絞っている。中でも、最近話題となっているものの1つが「貨客混載事業」だ。
利用者が少なく空席が多い公共交通は空気を運んでいるようなものですね。
様々なところで貨客混載の取り組みが始まっています。
その中でもこの神姫バスの事例はちょっと違います。
多くの場合は、バス会社と物流会社がタッグを組みますが、神姫バスには物流業者が介在しないのです。
神姫バスが行っている貨客混載事業の特徴は、間に物流業者が介在しないという点である。一度に積み込める荷物の量に限りがあるためJAが取りまとめたうえで、青果物の生産者がバスに直接積み込み、荷卸しは販売所のJAスタッフが行う。これにより、カゴ1個あたり200円または250円(大きさによって異なる)という低廉な運賃での実施が可能となった。ちなみに、運賃はJAが仲立ちする形で神姫バスに支払っている。
生産者がバスの空きスペースに野菜を積みこんで、荷下ろしはJAの職員が担当します。
これを可能にしたのは、回送バスをJA店舗近くのバス停に寄らせるという一手間なのです。
この一手間が多くの人を笑顔にします。
バス会社は運賃収入が入ります。
生産者はJAまで入荷する手間が省けます。
JAにとっても、農家との結びつきに加え、品薄の時間帯での入荷という嬉しい効果があります。
消費者にとっても、産地直送の野菜が手軽に入手できるメリットがあります。
そして、この貨客混載事業には別のメリットがあった。先述のとおり、出荷が容易になったことで生産を再開した人のほか、新たな商品を手がけるようになった人もいる。生産者の収入が増えることで、地域の活性化にもつながっている。さらに、各自が販売所に持ち込む必要がないため、人との過度な接触を避けることもできるなど、その効果は多岐にわたる。
このような派生的な効果も生まれました。
ちょっとした一手間が地域のみんなを笑顔にする素晴らしい取り組みですね。
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