なぜ「使い過ぎ」は話題にならないのでしょうか【SDGsログ vol.278】

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なぜ「使い過ぎ」は話題にならないのでしょうか【SDGsログ vol.278】
なぜいま電力逼迫? 「脱炭素」への重い課題

https://news.yahoo.co.jp/articles/d78153cb3b347408b6858636b4dd5e937eb69de1

過去10年で最も厳しいとの見通しが示された、今冬の電力需給。かつては「安定供給の優等生」とまでいわれた日本だが、近年は厳しい状況だ。なぜいま電力が逼迫(ひっぱく)するのか。その裏には世界が目指す「脱炭素」への転換がある。
「過去10年で最も厳しい見通し」経産省はこの冬の電力需給についてこう予測している。電力は昨冬も逼迫した。需要に追いつかない地域に対して別の地域から送電する“融通指示”は1か月で200回を超えた。もともと冬は、暖房などで電力の需要が大きくなる時期。
しかし、かつては「安定供給の優等生」とまでいわれた日本で、なぜ近年になって電力の逼迫が起こるのか。背景にあるのは「脱炭素」によるさまざまな動きだ。

最近、このような論調の記事を多く見かけるようになった気がします。
一言で言えば「再生可能エネルギーは悪者である」という類のもの。
再生可能エネルギーは供給が不安定だから基幹電力にはなり得ないと。

確かに天候条件などに左右されるため、常に同じものが得られる保証はありません。
では、また化石燃料を中心とした時代に戻ろうというのでしょうか?

目先のことに囚われすぎると、大局を見失います。
だからこそ目指すべきゴールを明確に描いて、それを実現するためには今何をなすべきかを考えるバックキャスティングの考え方が大事になります。

私たちの社会はどこに向かおうとしているのでしょうか。
まぎれもなく持続可能な社会の実現なのではないでしょうか。
そのために必要なアクションの一つが「脱炭素」です。

これまでのように化石燃料を大量に消費することはしない。
ここは揺るがない大きな柱です。
その上で、私たちのニーズを満たすために何が必要なのかを、私たちみんなで考えなくてはいけません。

その一つに、私たちの電気の使い方を見直すことも当然含まれるのではないでしょうか。
発電できる量の上限があるなら、その範囲の中で使えばいいだけの話です。
なぜこのことが少しも話題にならず「足りない」ことばかりが指摘されるのかが私にはわかりません。

福島原発の悲しい事故のあと、すべての原発が止まっても、私たちなんとか乗り越えてきました。
みんなの知恵と工夫があれば、電力不足を乗り越えることができるとすでに証明したではありませんか。
持続可能な社会の実現は、こうした私たちのパートナーシップによってのみ実現できるのだと私は思います。

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