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【SDGsログ vol.120】土用丑の日に食べたのは「黒いウナギ」だったかも
止まらないウナギロンダリング 漁業者搾取の謎ルールに支えられる「黒いウナギ」に未来はあるか
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2107/28/news057.html
私を含むすべてのウナギ好きのみなさん。
ぜひこの記事を読んでください。(ちょっと長いのですが)
そして、ウナギの未来について一緒に考えましょう。
天然うなぎも稚ウナギも、以前よりも激減して絶滅危惧種に指定されたウナギ。
最低の年よりも持ち直して来ているとは言え、国内の需要をまかなうまでには到底足りません。
そこで、稚ウナギを輸入することが不可欠ということになります。
国内の採捕量では日本のウナギ養殖池を満たすことはできないため、多くの稚ウナギが輸入されている。問題なのは、その輸入先だ。20年7月から21年5月までに日本に輸入された稚ウナギ9570キロのうち、約3分の2を占める6120キロは香港からのものである。
しかし、札幌市と同じくらいの面積しかない香港に稚ウナギの遡上するような川はない。香港から稚ウナギの輸入が急増したのは07年になってからだが、この年はそれまで最大の輸入元だった台湾が輸出を原則として禁止した年だ。以来、稚ウナギはいったん香港に密輸され、香港から日本に合法的なかたちで再輸出されるという、黒い「ウナギロンダリング」が行われている。
ウナギのとれる川がない香港から稚ウナギを輸入している日本。
つまり、台湾から香港に密輸されたウナギを日本は買っていることになります。
本当にこんなことでよいのでしょうか。
また国内の状況にも深刻な課題があります。
買い手側が買い入れ価格を決定できる「謎ルール」。
このため正規ルートでは生産者にとって不公平な価格となり、それが裏ルートでの取引につながることになります。
高知県以外でも、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県、香川県、愛媛県、佐賀県、宮崎県、鹿児島県などが稚ウナギの県内利用を掲げている。例えば静岡県では21年漁期の県内取引価格が1キロあたり平均53万円であったところ、全国平均は132万円だったとされている(静岡新聞2021年7月13日) 。養鰻業が稚ウナギ採捕者から安値で買いたたく「搾取」のもとに成立しているのだ。
こうしたことを改善するためには、情報の公開が重要です。
ところが、現状で既得権益を持つ団体がこれを阻止しています。
多くの日本人に愛されているウナギだからこそ、
まずは情報をしっかりと正確に伝えて、効果的な取り組みにつなげたいものです。
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