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【SDGsログ vol.104】原発が安くないことがやっと証明されました
原発の発電コスト上昇、太陽光などより高く コスト優位性揺らぐ
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccd592dc8feceee2548a920ae0e4731f3581fa0f
経済産業省は12日、原子力や火力、太陽光などの発電コストについて2030年時点の試算を有識者委員会に示した。最も安い電源が原発から事業用太陽光に代わった。原発は東京電力福島第1原発事故を踏まえた安全対策費の増加などを反映して、前回15年の試算より1割程度上昇。1キロワット時あたり「11円台後半以上」となり、政府や電力業界が訴えてきたコスト面の優位性は揺らぐことになる。
国はこれまで安価で安定していることを理由に原発を推進してきました。
その根拠の一つがここで崩れることになります。
CO2を排出しないので環境に優しいという主張もあります。
しかし、原発の周辺では冷却水放出による海水温の上昇で生態系に変化が生じています。
実は原発の熱効率は33%程度で、3分の2のエネルギーを無駄に捨てているのだそうです。
原発温廃水が海を壊す
https://imidas.jp/jijikaitai/k-40-059-10-03-g112
そして福島の事故で学んだように、一度事故が発生すれば、
それは地球の歴史に取り返しのつかない傷跡を残すことになります。
安全・安心を掲げる日本の原発ですが、
設計上はそうであっても、想定外の自然災害やヒューマンエラーの可能性は否定できません。
福島以外にもこれまでに様々な事故が発生しています。
幸運なことに大事にならずに済んでいただけです。
最近でもこのような報道がありました。
伊方原発宿直者 無断外出 「福島事故忘れたか」 原子力規制委が苦言
https://news.yahoo.co.jp/articles/758e41fbf7154124a8a3b94537cf847e3a712813
それでは再生可能エネルギーは手放しで歓迎されるのかというと、そうではない面も多々あります。
特に、森林などを大規模開発することによる環境破壊は深刻な課題です。
また廃棄された発電機器の処分にも様々な問題があります。
とはいえ、社会全体としては脱炭素の実現に向かうしかありません。
重要なのは国としてしっかりとした方針を打ち出すことではないでしょうか。
再生可能エネルギーについては、民間主導とすることで強力に推進しています。
そこに国として明確なビジョンと調整を加える必要があるのではないかと私は感じています。
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