Amazon prime videoで『愚か者の時代にいる (The Age of Stupid)』を観ました。
https://www.amazon.co.jp/愚か者の時代にいる-Age-Stupid-Pete-Postlethwaite/dp/B07PPK38C2

地球温暖化によって人類が滅亡した2055年から、2008年あたりを振り返るという変わったドキュメンタリー。
設定はSFですが、そこに現れる映像はすべて実際のものです。

この映画が作られた2008年の時点ですでに地球環境は逼迫していました。
破滅しないためには生活を根本から変えなくてはいけないとわかっています。

では、なぜその時に人類は生き延びる努力をしなかったか？

象徴的なシーンが作中に登場します。
イギリスで風力発電施設建設に心血を注ぐ男性と、それに反対する人々。
結論としては、反対運動が勝ち、計画は消滅します。

その反対派の女性がこのようなことを話します。
「地球温暖化はもちろん心配している。みんな真剣に再生エネルギーの事を考えている。当たり前のこと。」

考え方としては賛同できても、いざ自分の利害の話になると態度は変わります。
将来につながるサステナブルな取り組みよりも、自分の家から見える景観の方を優先してしまう。

もちろんこの映画に描かれていることがすべてではありません。
しかし、この映画から10年以上も経った今、状況はさらに悪化の一途をたどっています。

目先の利益に囚われるのではなく、その先までの視点を持つことが大事。
そのために、いまできることを一つ一つやっていこう。

Amazon prime videoには、これ以外にも持続可能な社会に関係するドキュメンタリーが多数ラインナップされています。
ちょうど夏休みなので、お子さんと一緒に映画を観ながら話し合うのもいいですね。
きっとそんな宿題が出ている学校も多いのではないでしょうか？

8/12(土)〜14(月)の3日間は、福岡県柳川市で映画『もったいないキッチン』上映会も開催します。
身近な生活からサステナブルを考える映画で、小学生から楽しめる内容です。
ぜひこちらにもお気軽にご参加ください。
詳細はこちらから。
http://unaginema.com/2023/07/27/2023ウナギネマvol-5『もったいないキッチン』/