【SDGsログ vol.87】はじっこにいたからはじっこの気持ちがわかる

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【SDGsログ vol.87】はじっこにいたからはじっこの気持ちがわかる
「知らないのはオジサンだけ」この4年で”こども食堂”が全国5000カ所に爆増した本当の理由

https://president.jp/articles/-/46953?page=1

こども食堂はもともと「こどもがひとりでも行ける場所」という意味で名付けられたそうです。
出だしから「知らないのはオジサンだけ」のタイトル通りに。
もちろんこどもの貧困対策が大きな目的ですが、他にもこども食堂の担う役割があります。

例えば、学校と家以外のサードプレイスとしての役割。
以前の日本には、たとえば駄菓子屋のように
自然とこどもたちが集まる場所が街中にありました。

そして、そこでは様々な年代のこどもたちが
自分たちのルールを設けて自治をしていました。
目上のこどもがリーダとなって小さい子に気を配ったり、
体力に応じた役割をこなしながら集団生活を体で学びました。
こども食堂はこうした場としての役割を果たしています。

こども食堂の運営は、30代女性と50〜60代女性が中心です。
それはなぜか。
社会活動家の湯浅さんは「みんな自分のため」だと話します。

30代女性は、自分ひとりでの子育てが過酷と知り、友人に声をかけて始める。
50〜60代女性の場合は、子育てが一段落したさみしい思いを埋めるため。
どちらの場合も、こども食堂の運営は自分のためでもあるわけです。

言い換えれば、こども食堂をやっている人は社会のメインストリートからはずれた、地域のはじっこにいた人たちなんです。地方へ行ってみるとわかりますよ。今でも自治会のテーブルに座っているのはおじいさんばっかりで、おばさんたちは壁際にへばりついてお茶を出したりしている。
そういう周縁にいた人たちが中心になる場所が、こども食堂です。はじっこの気持ちがわかるから、自分たちのこども食堂はどこがはじっこだかわからない場所にする。みなさんそんな気持ちを自然と持ち合わせているような気がします。

最後に湯浅さんは、こども食堂は「無縁社会に対する処方箋」だと語ります。
「誰かが自分を見てくれる」「ここにいていい」
そう思える場所は、実はこどもだけのものではないかもしれません。

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