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女性に優しい社会はみんなに優しい社会です【SDGsログ vol.349】
責任感の強い女性が「新たな我慢層」に。理由を言わない休みが重宝される理由
https://www.huffingtonpost.jp/entry/tsumura-omc-6_jp_621dd7fbe4b0afc668c55e14
多くの女性が「隠れ我慢」を抱えているといわれています。「隠れ我慢」とは、不調を我慢して仕事や家事をしてしまうこと。ツムラが実施した調査では、全国20~50代女性の約8割が「隠れ我慢」を抱えながら日々過ごしていることが分かりました。
株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長の小室淑恵さんは、完璧主義で責任感の強い女性が「新たな我慢層になっている」と言います。
生理やPMS(月経前症候群)、出産、育児など、女性ならではの事情というものがあります。
私たち男性としては、代わることができなくても、せめて理解は示したいものです。
とは言っても、当の女性ご自身が周囲への遠慮から必要以上に頑張ってしまうことはありがちです。
この記事には、様々な優れた取り組みが紹介されているので、ぜひお時間をつくってご一読いただきたいと思っています。
中でも私が注目したのは「朝メールドットコム」と「理由を言わずにとれる休み」。
そうした経験から生まれたのが、私たちが提供するソリューションの一つ「朝メールドットコム」というアプリです。
朝イチで上司や同僚に一日の業務報告をする仕組みなのですが、そこにコメント欄がついていて、「今日はちょっと頭痛です」「もしかしたら午後くらいに保育園からお熱コールが来るかもしれません」といった普段の何げない状況も共有できるんです。
そうすると、周囲も急にメールの返事が来なくなっても「体調悪化したのかも」「お熱コールが来ちゃったのかも」と気付けるようになります。
これまで直接顔を見て、体調が悪そうなどと気づくことができましたが、リモートワークではそれが難しい。
そんな時に、朝イチで情報共有してあれば、周囲が気遣うことが自然にできるようになります。
これは負担もそれほど増えずに導入できて素晴らしいと思います。
さまざま取り入れていますが特に大事にしているのは「理由を言わずに取れる休み」です。休む理由を全く言わなくていいお休みとして15分単位で使え、弊社ではこれが有給休暇の他に年間36日間分あります。
体調が悪い日の当日の朝にもすぐ使ったりできますし、例えば介護をしている人は朝夜と施設への送り迎えの時間として30分ずつ使ったり。
あとは不妊治療をしている人は理由が言いづらいこともあるので、こうした休みは使いやすいです。また、この休みをまとめて使ってアメリカ横断旅行に行った人もいました。
こちらは「理由を言わずにとれる休み」についてですが、朝メールと同様に素晴らしい取り組みです。
背景には「すべての人にライフがある」という視点だと小室さんはおっしゃいます。
そしてすべてのライフは平等で、どれかが特別に優先されるのではないということ。
例えば、育児や介護もライフだし、資格取得のための勉強も同じライフ。
どちらも大切にしていく必要があるけれども、これまではなかなかそれができませんでした。
そして、はっきり言える人から言えない人に仕事がまわってしまい、それが職場のしこりとなっていました。
ここまで書いてお気づきかと思いますが、これは女性だけではなくすべての人に当てはまることです。
こうした女性に優しい職場づくりを進めることは、実はすべての社員にとって優しい職場につながるというわけです。
経済が成長した現代社会で生産性を上げていくためには、こうした共感型の組織が不可欠だと私は思いますが、みなさんはいかがでしょうか?
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