SDGs研修の種類や選び方

「SDGsについての研修を社内に導入したいけれども、どのようにすればよいのかわからない」という研修担当の方がたくさんいらっしゃると思います。

そこで、SDGs研修を導入する際の大切なポイントや注意点、具体的な方法についてまとめてみました。

【SDGs研修導入のポイント・注意点】

①「何のために導入するのかよく考える」

 SDGs研修を行うのは、社員にもっと良くSDGsをよく知ってもらうためでしょうか?それとも役員が勉強して事業に役立てるためでしょうか?あるいは社員でチームを立ち上げてSDGsに本格的に取り組むプロジェクトを始めるためのきっかけにしたい場合もあると思います。顧客にきちんと説明できるようになるため、といった場合もあるでしょう。まず、「何のために」行いたいのかをよく考えましょう。

【注意点】既存の事業をSDGsの17ゴールに結びつけるだけの企業が少なくありませんが、これでは「SDGsウォッシュ(見せかけのSDGs)」となる恐れがあります。なぜSDGsに取り組むのか、社員全員が納得するからこそ意味があります。

②「対象(ターゲット)を明確にする」

 なぜSDGsに取り組むのかがわかれば、それをもっとも効果的に進めるためには、どこをターゲットにすればよいかが見えるはずです。全社員を対象にSDGsの理解度を底上げすることが有効である場合もあれば、長期計画を立案する管理職クラス対象がよい場合もあります。新入社員に向けのチームビルディング研修としてもよいかもしれません。「なぜ(Why)」に対応する「どのように(How)」を明確にして取り組んでみましょう。

③ゴールを決める

 例えば「自社サイトにSDGsへの取り組みページを作る」というのも一案です。多くの企業の経営理念は社会奉仕の精神が盛り込めれています。これをSDGsの文脈に乗せて表現することで、自社社員も腹落ちして理解でき、対外的にもわかりやすくアピールすることができます。他にも、、、、、

④「もっとも効率的な方法を選択する」

「なぜ(Why)」と「何(What)」が明らかになれば、あとは「どのように(How)」です。何をすればよいのか、もっとも効率のよい方法を選択しましょう。いくつかの方法を、導入する際のハードルが低い順にご紹介します。

何を行うか。メリットと注意点は?

・「講演を聴く」

<メリット>拘束時間が短く、参加者の負担も少ない
<注意点>定着率も低いので、講演を聴いて終わりとなってしまうことが少なくない。

・「参加型のワークショップを開く」

〈メリット〉参加者一人一人の行動が伴うので、講演を聴くよりもはるかに高い理解が得られます。最近ではゲームを使って、楽しみながら参加できる形式が増えているので、心理的な負担も軽くなっています。

〈注意点〉研修後の活用を工夫しないと、「ゲーム楽しかったね」で終わってしまう恐れがあります。

・「参加型ワークショップからアクション宣言につなげる」

上の参加型ワークショップのまとめとして、参加者一人一人が「これから始める私のアクション宣言」を発表する形式です。

〈メリット〉社員一人一人の行動変容につながる取り組みとして期待ができます。

・「自社のSDGs宣言としてプレスリリースする」

SDGsの視点から既存の事業を見直し、持続可能な企業としての未来図を描き、それを実現するためのアクションプランを明確にした「SDGs宣言」を対外的にプレスリリースする取り組みです。

〈メリット〉経営者の判断で採択できる中小企業だからこそ、これに取り組むことで大きなチャンスに変えることができます。

〈注意点〉全社的な取り組みとなるため、強い意志と、綿密なプランニングが必要です。

参加型ワークショップの特徴

ゲーム形式のSDGsのワークショップはさまざまな種類がありますが、代表的な物をご紹介しましょう。よく利用されているSDGsカードゲームは以下の通りです。

・2030SDGsゲーム

SDGs全体の理解中心。応用範囲が広いので企業研修でもよく採用されています。(運営団体:一般社団法人イマココラボhttps://imacocollabo.or.jp/

・SDGs de 地方創生ゲーム

SDGs×まちづくり中心。行政職員や地域住民によるワークショップでよく採用されています。(運営団体:特定非営利活動法人イシュープラスデザインhttps://issueplusdesign.jp/

・SDGsアウトサイドインゲーム

SDGsをきっかけとした新規事業創出が中心。企業によるワークショップでよく採用されています。(運営団体:株式会社オークジャパンhttps://outside-in.jp/

・The Action!~オンラインSDGsカードゲーム~

SDGs全体の理解と社会課題意識が中心。企業研修としてよく採択されています。(運営団体:株式会社プロジェクトデザインhttps://www.projectdesign.co.jp/

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