災害シミュレーションゲーム「風水害24」体験会 ~大規模災害発生時に、あなたとあなたの会社はどうやって守るのか~

6月5日(月)、天神にある福岡市NPO・ボランティアセンターあすみんで「災害シミュレーションゲーム『風水害24』体験会」を開催しました。

「風水害24」は、大型台風が迫る地域をシミュレーションして、自分の命を守るには、地域の人たちの命を守るには、どのように行動すればよいのかを、ゲームの中で体験して防災に対する意識を高めるプログラムです。


私も、ゲーム進行と並行してプレイヤーとして参加。
担当したのは「親思いの息子」というプレイヤー。

ハザードマップを手に入れ、母親のいる地区まで移動。
その途中で、住民に声をかけるなどしているうちに、警戒レベルが上昇。
母親のいる地区にたどり着いたときには、すでに母親の姿はありませんでした。
安全に避難してくれたのか、不安になりつつ、近くにいる住民に声をかけて3名と一緒に避難。

ところが、あと一歩で避難所に着けるところで、増水した川に巻き込まれて落命。
一緒に避難していた3名も同様に命を落としてしまいました。

10ターンのうちに、母親を探して避難所に行くのは、たいして難しいことではない。
そう思ってタカをくくっていたのですが、実際に行動すると、余裕はまったくありませんでした。

何よりも心残りなのは、一緒に逃げていた3人を救うことができなかったこと。
かなり危ない状況なのはわかっていましたが、そこにいた住民を無視することはできず。
結局、そこで時間をとられたために、安全に避難することができませんでした。


しかし、考えてみれば、現実の場合、このようなことは容易に起こりうるのではないか。
近所の高齢者に声をかけて避難を手伝っているうちに、危険な状況になってしまっている。

他にも、車を持っていないために、けがや障がいを持っている方と一緒に避難できませんでした。
終了後の振り返りでも、参加者の方からその点について疑問が。

「ゲームでは見捨てるしかないけれども、そのことがずっと心にひっかかっている。
実際の場合では、このような人は誰が助けてあげられるのか。」

参加者みんなで共有して考えました。
だから、平常時からの備えと避難計画が大事だということは全員共通する意見でした。
他にも、非常時に消防団などの人たちが社会的に弱い立場の人の救出に専念できるよう、
そうではない私たちは、自分で自分の安全を確保しなくてはいけないという声もありました。

ゲームでは、個人の命を守ることにファーカスしていましたが、これを「会社の命を守る」と置き換えてみるとどうでしょうか?
そう考えると、災害などの緊急時に、被害を最小限に抑え、
事業を継続していけるためのBCP(事業継続計画)が必要な理由もよくわかるのではないでしょうか。

この「風水害24」は5名〜30名で開催できます。
体験会をしてみたいと思った方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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