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【SDGsログ vol.171】学費のためのバイトで消耗する時代は終わりました
Amazon、従業員の学費を全額負担 75万人対象
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN100BX0Q1A910C2000000/
米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムは9日、米国の物流拠点で働く時間給の従業員75万人を対象に、大学の授業料を全額支払うと発表した。年末商戦を前に人材をめぐる競争が激化するなか、福利厚生を拡充して人手確保につなげる。
1月から入社90日目以降の大学の授業料、手数料、教科書代を負担する。国内の数百の教育機関での学位取得に適用されるという。高校卒業資格取得に向けたプログラムや、英語を母語としない従業員の英語資格などの関連費用も対象とする。
家計の中でも教育費の負担は大きく、多くの方が苦労しています。
志望校選びでも、学費が払えるかどうかが大きな要素となることも。
金銭的な理由で、本当に学びたい大学に進学できないこともしばしばです。
入学した後もこれは続きます。
少しでも親の負担を軽くするために、アルバイトに精を出すことが当たり前。
時給少し高いことで、深夜の時間帯を選ぶ若者も少なくありません。
結果的に、午前中の講義は眠くて集中できず。
これではなんのためにアルバイトをするのか、本末転倒の状態ですね。
記事にあるような学費負担を企業が行うことで、学生は学業に集中できます。
金銭的な理由で進学をあきらめていた若者も、大学進学が選択肢とできます。
実はこの取り組みは企業にとっても大きなメリットとなります。
まずは競合他社との間での人材確保が有利になります。
さらに、こうした社会貢献を積極的に行う企業は注目度が上がり、優秀な人材を確保することにつながります。
投資の分野では「ESG投資」というキーワードがよく聞かれます。
環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)を大切にする企業に投資することを指します。
実は就職活動でも同じことが起きているのです。
最近では、会社選びの要素として「社会貢献」を重視する若者が増えました。
自分がこの会社に入ることでどのような社会貢献ができるかで会社を選ぶわけです。
これを「エシカル就活」と呼んでいます。
企業の今後を考える上では、優秀な人材を若いうちに確保することは大切です。
目の前の利益ももちろん大事ですが、こうした将来を意識した視点も必要です。
企業の持続可能性のためにも、SDGsの視点は大きな参考とできそうです。
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